明大、守備の乱れで今季初の敗戦 小島大河の復調が鍵に
明大が守備の乱れから今季初の敗戦を喫する中、小島大河捕手の復調が今後の優勝への鍵となる。

明大、守備の乱れで今季初の敗戦
東京6大学野球第6週第3日、明大は守備の乱れから失点を重ね、今季初めて勝ち点を落とした。初回に遊撃失策で先頭打者の出塁を許し、2死から3連打を浴びて3点の先制を許した。8回にも二塁後方への飛球の落球から1失点し、戸塚俊美監督は「エラー絡みの失点は最後まで重くのしかかった」と敗因を語った。
小島大河の復調
1勝2敗で今春初めて勝ち点を落とした中、明るい材料は今秋ドラフト候補の小島大河捕手の復調だ。第3週の慶大戦で左脇腹を骨折してベンチを外れていたが、前日19日の早大2回戦から復帰。本職ではない一塁の守備で出場したが、打撃では9回に一時同点となる3ランを右翼スタンドにたたき込んだ。
今後の展望
「みんながつないでくれたので、積極的に振ることだけを意識した」と小島は語った。惜しくも勝ちにはつながらなかったが、主砲の打力が戻ってきたことを示すには十分の1発だった。次週の法大戦で2連勝すれば、4季ぶりの優勝が決まる。自力Vに向けて、小島の復調が鍵を握る。