J リーグ復帰後に停滞した逸材鈴木冬一
サッカー日本代表の中核を担う逸材として期待された鈴木冬一は、J リーグ復帰後に停滞してしまった。

鈴木冬一:期待された逸材の停滞
サイドバックやウイングバック、サイドハーフもこなせるユーティリティ性が魅力のディフェンダー、鈴木冬一。若くして脚光を浴び、早熟の逸材として期待されていた。
欧州でのプレー経験
2021 年 1 月から 2024 年 1 月まではローザンヌ・スポルトに在籍し、欧州でのプレー経験もあるが、ポテンシャルを踏まえると残念ながら伸び悩み感が否めない。
高校時代から頭角を現す
2017 年 7 月に高校 2 年生で C 大阪のトップチームに 2 種登録。その後、トップチーム登録抹消や長崎総合科学大学附属高校への転入などを経て、2018 年 10 月に湘南ベルマーレへと加入した。
スイスで結果を残す
2020/21 シーズンの途中には、さらなる飛躍を目指してスイスのローザンヌに完全移籍。約 3 年間で公式戦 92 試合出場 6 ゴール 10 アシストと、一定の結果は出している。
J リーグ復帰後の不完全燃焼
2024 年 1 月に京都サンガ F.C.へと加入して J リーグ復帰を果たしてからは大きなインパクトを残せず。今季は横浜 F・マリノスでリーグ戦 5 試合に出場しているものの、先発は 1 試合のみと不完全燃焼が続いている。
代表への道は遠い
ローザンヌから欧州上位リーグの強豪クラブにステップアップできなかったことが、悪い意味でのターニングポイントになってしまったのかもしれない。鈴木は谷晃生や菅原由勢らと共に当時の U-15 日本代表の立ち上げからメンバー入りしていたほどの逸材だったが、いまだフル代表に招集されないままである。