久保建英が語るオーストラリア戦の戦略とホームのプライド
久保建英がオーストラリア戦についての戦略とホームのプライドについて語る。日本代表の新メンバーと対戦の展望を詳しく解説。

日本代表は、2025年6月5日に開催される北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第9節で、オーストラリアと敵地パースで対戦する。すでに本大会出場を決めている日本は、3月シリーズからメンバーを14人も入れ替え、7人を初選出。フレッシュなメンバーとなった。
一方で、グループ2位で、3位のサウジアラビアと自動出場権を激しく争っているオーストラリアにとっては、負けられない一戦。死に物狂いで勝点を奪いにくるだろう。
前日練習の後、取材に応じた主軸MFの久保建英は、「新しい人もいっぱい入ってきて、とりあえず2試合負けないように、というのがある。相手はすごく気持ちが籠ってると思いますし、負けられないと思うので、それを逆手にとって、ゆっくりとした試合ができれば」とコメント。攻め急がず、モチベーションの高い相手をいなすような戦い方を考えているようだ。
「まあ、こっちは焦る必要がないんで。焦るとしたら相手であるべきなのかなって」
昨年10月のホームゲームでは守備を固めるオーストラリアに苦戦し、オウンゴールで失点。途中出場の中村敬斗が誘発したオウンゴールで1-1に追いつくのがやっとだった。
「去年みたいに引かれたら、また厳しいとは思いますけど、彼らも、何人(観客が)入るか分からないですけど、ホームで、サポーターの前であんな試合はできないと思うので。前と比べたらもっとプレスとかも来ると思いますし、その分オープンな展開になるんじゃないかなと」
もし、相手がベタ引きせずに、積極的に挑んで来てくれれば、「こっちからしてもやりやすいと思う」と予測しつつ、「実際、(相手が)勝点1でもいいっていうのも事実で、どうなるか分からないですけど。ホームのプライドみたいなものがあるのかなって勝手に予想したんですけど」と見解を続けた。
いずれにしても、必死の豪州との対戦は、選手層の底上げを図る日本にとって、最高のテストの場となるだろう。