フィリーズの救援左腕アルバラド、パフォーマンス向上薬使用で80試合出場停止処分
フィリーズの救援左腕ホセ・アルバラドがパフォーマンス向上薬使用により80試合の出場停止処分を受け、今秋のポストシーズン出場が不可能に。

フィリーズのホセ・アルバラド投手(29)が18日(日本時間19日)、パフォーマンス向上薬の使用により80試合の出場停止処分を受けた。大リーグ機構が同日、運動能力向上効果のある外因性テストステロンに陽性反応を示したと発表した。
アルバラドは今季20試合に登板し、4勝1敗5ホールド、7セーブ、防御率2・70を記録していた。しかし、80試合の出場停止処分により、今秋のポストシーズンも出場できない。ナ・リーグ東地区で2位に付け、首位メッツを追うフィリーズにとっては大打撃となる。
デーブ・ドンブロウスキー編成本部長は、アルバラドが故意にやったわけではないと弁明。左腕は減量に取り組み、常に体重を気にしていたそうで、何かを摂取したことで良い結果が出たという。
アルバラドは今季、3年総額2200万ドル(約32億円)の契約の最終年を迎えている。メジャー通算は400試合で19勝26敗、112ホールド、52セーブ、防御率3・40。
この処分はフィリーズの今後の戦略に大きな影響を与えることだろう。チームはアルバラドの不在を埋めるために新たな戦術を模索する必要がある。