【第86回オークス】エンブロイダリーが牝馬2冠を目指す!森一誠調教師の戦略と展望
第86回オークスで牝馬2冠を目指すエンブロイダリーの戦略と森一誠調教師の展望を詳しく紹介。

エンブロイダリーの挑戦
第86回オークス・G1(5月25日、東京競馬場・芝2400メートル)では、牝馬クラシック2戦目としてエンブロイダリーが挑戦します。桜花賞との2冠を目指すエンブロイダリーを管理する森一誠調教師(47歳)は、開業2年目で新進気鋭のトレーナーです。未経験の距離ですが、「スピードと総合力で通用する」と分析しています。
桜花賞での活躍
桜花賞では、エンブロイダリーは直線で鋭く伸び、2歳女王のアルマヴェローチェの追撃を封じる圧巻の走りを見せました。森一調教師は、満足そうに振り返ります。
「心身ともにいい状態でしたね。馬込みで脚をためながら折り合い、成長を感じるレースでした。雨で馬場も良くないなか4コーナーをいい手応えで回ってきて、直線もいい脚を使って勝つことができました」
未知の距離への挑戦
名門・堀厩舎で馬の細部への徹底的な観察を学んだ新進気鋭のトレーナー。実績ある1600メートルのNHKマイルCではなく、未知の距離のオークスへの挑戦を選びました。
「選択肢はいくつかありましたが、最終的にはメリット、デメリットを判断して私の方から『オークスにしませんか』と提案させていただきました。桜花賞馬として(2冠目の)オークスへ向かいたい思いはありますから」
血統と戦績
父アドマイヤマーズ、母の父クロフネはともにマイルのG1馬。2400メートルは高いハードルになりますが、乗り越えるべく言葉に力を込めます。
「ベストの舞台ではないですが、もともと3歳牝馬にこの時期の東京・芝2400メートルは過酷で、ここがベストの馬はほとんどいないと思います。そういう馬同士の戦いならスピードと総合力で通用すると思っていますし、そうできるように調整するのが仕事ですので」
追い切りと状態
15日の1週前追い切りは美浦・Wコースでラスト11秒2の鋭い伸び。状態に自信をのぞかせました。
「いい時計で、いい追い切りができました。息遣いもいいですし、ここまでは順調。桜花賞と比べても、いい意味で平行線だと思います」
ルメール騎手との再コンビ
先週のヴィクトリアマイルをアスコリピチェーノで制したルメールと再コンビ。嶋田功元騎手に並ぶ歴代最多タイの5勝目がかかる名手は、当週の追い切りに騎乗予定で態勢は整いつつあります。指揮官は真っすぐに前を見つめて意気込みました。
「初めて見たときから、力のある馬だと思っていました。ここまで順調なのは何より。いい状態で出走させたいです」
牝馬2冠への期待
23年のリバティアイランド以来18頭目の桜花賞&オークスの牝馬2冠へ、人事を尽くして天命を待ちます。