柴原瑛菜、全仏オープン予選で壮絶な死闘の末に敗退 - 19歳の新星ベジレックに屈す
柴原瑛菜が全仏オープン予選で19歳のベジレックと死闘を繰り広げるも、惜しくも敗退。試合の詳細と今後の展望を解説。

柴原瑛菜、全仏オープン予選で壮絶な死闘
2025年5月21日、全仏オープン女子シングルス予選2回戦で、予選第31シードの柴原瑛菜が世界ランク193位のS・ベジレック(チェコ)と対戦し、5-7, 6-2, 6-7 (10-12)のスコアで敗れ、予選2回戦で敗退となった。
試合の流れ
第1セットでは、柴原が第3ゲームと第5ゲームでブレークに成功し、好スタートを切った。しかし、第6ゲームと第8ゲームでブレークバックを許し、追いつかれる。その後、柴原はさらに2度のブレークを奪われ、第1セットを落とした。
第2セットでは、柴原が第3ゲームと第7ゲームでブレークに成功し、1セットオールに追いついた。
ファイナルセットでは、柴原が第1ゲームでブレークに成功したが、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでブレークバックされ、追いつかれる。柴原は続く第11ゲームで再びブレークを奪ったが、続くゲームでは1度のマッチポイントを握るもこれを取り切れず、またしてもブレークバックを許し、試合は10ポイントマッチのタイブレークに突入した。このタイブレークでも柴原は2度のマッチポイントを握ったが、これを活かせず、予選2回戦で敗退となった。
今後の展望
勝利したベジレックは予選決勝で、予選第1シードのY・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)と世界ランク154位のT・ジダンシェク(スロベニア)のどちらかと対戦する。柴原瑛菜は今大会の予選1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク522位のJ・リム(フランス)を下し、予選2回戦進出を果たしていた。27歳で世界ランク123位の柴原が同大会のシングルスに出場するのは初めてだった。
柴原瑛菜の今後の活躍に期待がかかる。