大の里、13日目での優勝で10年ぶりの偉業へ!横綱昇進史上最速の可能性
大関大の里が13日目での優勝を目指し、10年ぶりの日本出身横綱誕生の可能性が高まっています。史上最速の横綱昇進も視野に。

大の里、13日目での優勝で10年ぶりの偉業へ!
大関大の里(24=二所ノ関)は、大相撲夏場所12日目で平幕の伯桜鵬をはたき込みで下し、初日から12連勝を達成しました。これにより、2場所連続4度目の優勝と横綱昇進に王手をかけました。唯一2敗で追っていた横綱豊昇龍が敗れたことで、後続との差は3差に広がりました。
横綱昇進史上最速の可能性
大の里が13日目で優勝を決めれば、2015年初場所の白鵬以来10年ぶりの偉業となります。さらに、初土俵から所要13場所での横綱昇進なら史上最速となります。負け越し知らずでの綱とりは過去に例がなく、大関昇進時の口上で述べた「唯一無二」は既に体現しています。
日本出身横綱の誕生
師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の引退後、約6年不在だった日本出身横綱が誕生する可能性が高まっています。13日目は勝てば優勝-。「それについては、やるべきことをやっていけばいいので」と大の里は淡々と語りました。
大相撲史における意義
優勝すれば、大相撲史にとっても意義があります。2021年九州場所で照ノ富士が優勝して以来、先場所まで20場所連続で連覇がない状況が続いていました。これは、優勝制度ができた1909年以降2度目のことです。大の里がこの乱世を終わらせるかもしれません。
今後の展望
13日目の大関琴桜戦に勝てば、20場所連続で連覇する力士がいなかった戦国時代が終わります。大の里の優勝と横綱昇進は、大相撲界にとって新たな歴史の1ページとなるでしょう。