【卓球】戸上・篠塚組、64年ぶりの金メダル獲得で帰国会見「夢のよう」
戸上隼輔と篠塚大登が卓球世界選手権で64年ぶりの金メダルを獲得し、帰国会見で喜びを語りました。

卓球の世界選手権に出場していた日本選手団が26日、開催地のカタール・ドーハから成田空港着の航空機で帰国しました。男子ダブルスで1961年大会以来64年ぶりの金メダルを獲得した篠塚大登(21=愛知工大)、戸上隼輔(23=井村屋グループ)組が帰国会見に臨み、喜びを語りました。
同種目で日本勢が金メダルを手にするのは、61年大会の星野展弥、木村興治組以来となる64年ぶり。今大会の日本は金1、銀1、銅2の計4のメダルを獲得しました。
戸上、篠塚は千葉県内のホテルで会見に臨み、現在の心境を語りました。戸上は「素直にうれしいっていうのと、まだ優勝した感覚がないっているのが入り交じって半々な複雑な気持ちです」と口にしました。篠塚は「世界選手権行く前にメダルを宣言していたけど本当にメダルを取れると思っていなかったので夢のようです」と満面の笑みを浮かべながら心境を語りました。
会見では報道陣から「パートナーのよかったところ」を聞かれ、戸上は「篠塚選手は臆することなくガンガン攻めていくところがメンタルお化けだったなと思っています(笑い)」と言及。篠塚は「チャンスが来れば必ず決めてくれる安心感がある。安心感にいつも助けられています」と相棒に感謝していました。
さらに、戸上は今後の目標について「この金メダルをきっかけに、さらに上を目指していきたい。次の大会でも最高のパフォーマンスを発揮できるよう頑張ります」と意気込みを語りました。篠塚も「この経験を糧に、次の挑戦に向けて準備を進めていきます。日本の卓球をさらに盛り上げていきたい」と抱負を述べました。
二人の活躍は、日本の卓球界に新たな風を吹き込み、今後の活躍が期待されています。