ドジャースのトレード戦略

大谷翔平選手が所属するロサンゼルス・ドジャースは、将来を嘱望されるプロスペクトを複数抱えています。特に、5月中旬にメジャー初昇格を果たしたダルトン・ラッシング捕手はその代表格です。しかし、米メディア『スポーティングニュース』によると、ラッシングは今後トレード要員にされる可能性もあるとのことです。

先発ローテーションの課題

ドジャースの先発ローテーションは故障者が相次いでおり、これがラッシングをトレードの武器にする可能性を高めています。ファンサイデッドのカトリーナ・ステビンズ記者は、「チームで一番のプロスペクトであるラッシングが一人前になる前にトレードに出すのは大変なことだが、もし期限までに先発ローテの体勢が整わず、優勝候補でないチームが競争力のある先発を市場に出すなら、ドジャースももっと妥協するかもしれない」と述べています。

トレードの条件

ドジャースは、たとえラッシングをトレードに出すことを検討したとしても、レンタル選手とは交換せず、コントロール可能な先発を求めるだろうとされています。デビューからわずか数ヶ月でトッププロスペクトをトレードに出すことを考えるなら、その見返りにスーパースターを獲得する必要があると記されています。

ラッシングの現状

メジャーデビュー後のラッシングは2番手捕手として起用され、ここまで6試合、打率.250、0本塁打、3打点といった数字を残しています。しかし、電撃トレードが実現することは果たしてあるのでしょうか。今後の動向に注目が集まります。