日本代表、オーストラリアに16年ぶりの敗北…ワールドカップ予選で土壇場失点
日本代表がワールドカップ予選でオーストラリアに16年ぶりの敗北を喫し、土壇場の失点で試合を落とした。

試合の流れ
2025年6月5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第9節が行われ、日本代表はアウェイでオーストラリア代表と対戦した。日本代表は今予選全体を通して圧巻の力強さを見せてきたが、この試合では土壇場で失点し、約16年ぶりにオーストラリア代表に敗北した。
日本代表の攻撃
試合は序盤から日本代表がボールを保持したものの、オーストラリアの堅守に攻めあぐねる展開が続いた。28分には鈴木唯人がドリブルで相手の最終ラインを押し下げ、ペナルティエリア内でシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。37分には平河悠がミドルシュートを放つも、GKライアンの手をかすめて枠を外れた。
後半の展開
後半に入り、日本代表は町田浩樹を下げて瀬古歩夢を投入。48分にはGK谷晃生のキックミスからヒヤリとする場面があったが、ここは凌ぎ切った。64分には中村敬斗と久保建英がピッチに立ち、攻撃の活性化を図ったが、決定機を逃す場面が続いた。
土壇場の失点
90分、オーストラリア代表がピッチ中央付近で鎌田大地のパスをカットし、右サイド高い位置でスローインを獲得。ゲリアからのパスを受けたライリー・マッグリーが巧みなターンでボックス右の深い位置まで侵入し、マイナスへ折り返すと、最後はアジズ・ベヒッチが右足でシュートを叩き込み、オーストラリア代表が先手を取った。
試合終了
試合はこのままタイムアップ。日本代表は2次予選を含めて、今予選通しての初黒星を喫した。一方のオーストラリア代表は、暫定ながらも3位のサウジアラビア代表との勝ち点差を「6」まで広げ、自力でのワールドカップ出場権獲得に王手をかけている。
次節の展望
次節は2025年6月10日に行われ、日本代表はホームでインドネシア代表と、オーストラリア代表は敵地でサウジアラビア代表と、それぞれ対戦する。
【スコア】 オーストラリア代表 1-0 日本代表
【得点者】 1-0 90分 アジズ・ベヒッチ(オーストラリア代表)
【スターティングメンバー】 日本代表(3-4-2-1) GK:谷晃生 DF:関根大輝、渡辺剛(70分 高井幸大)、町田浩樹(46分 瀬古歩夢) MF:藤田譲瑠チマ、佐野海舟(64分 久保建英)、平河悠、俵積田晃太(64分 中村敬斗)、鎌田大地、鈴木唯人 FW:大橋祐紀(70分 町野修斗)