ニューヨーク・ニックスの新たな指揮官候補:トム・シボドーHC解任後の動向
ニューヨーク・ニックスがトム・シボドーHCを解任し、新たな指揮官候補としてジェイ・ライトやジョニー・ブライアントらが挙がっている。今後の動向に注目。

6月5日(現地時間4日、日付は以下同)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が、有料会員サイト“The Stein Line”を更新し、ニューヨーク・ニックスの新たな指揮官候補たちについて配信した。
ニックスは4日にトム・シボドーHC(ヘッドコーチ)を解任。5シーズンで226勝174敗(勝率56.5パーセント)を残し、プレーオフへ4度も導いた。なかでも今シーズンは2000年以来初のカンファレンス・ファイナル進出を果たしたのだが、インディアナ・ペイサーズ相手に2勝4敗で敗退していた。
ロスターにはジェイレン・ブランソンやカール・アンソニー・タウンズ、OG・アヌノビー、ミケル・ブリッジズ、ジョシュ・ハートらを擁し、レギュラーシーズンで2シーズン連続の50勝以上を誇るチームだけに、シボドーの後任へ就任する新たな指揮官には相当なプレッシャーがかかると言えるだろう。
そうした中、スタイン記者が候補として推測されていると報じたのは元ビラノバ大学HCのジェイ・ライト、クリーブランド・キャバリアーズのジョニー・ブライアントAC(アシスタントコーチ)。さらにニックスはヒューストン・ロケッツのイーメイ・ユドカHC、ダラス・マーベリックスのジェイソン・キッドHCにも関心があると報道。
ライトHCは2016年にハート、ブランソン、ブリッジズ、2018年にブランソンとブリッジズを擁してNCAAトーナメント優勝を飾った実績の持ち主。ブライアントACはフェニックス・サンズの新HC候補のファイナリスト入りしていた。
現在NBAチームで指揮を執る2人に関しては、ロケッツ側がユドカHCに対するニックスからの面談などのオファーを拒否するだろうと報じていて、キッドHCも契約期間が2シーズン残っているため、現状では厳しいという様相。
はたして、ニックスはシボドーHCの後任をどのコーチへ託すのか。今後の動向に注目していきたい。