【宝塚記念】メイショウタバルと武豊騎手の感動の初G1勝利!深い縁と強い絆が生んだ奇跡の瞬間
2025年宝塚記念で、メイショウタバルが初G1勝利を飾り、武豊騎手と石橋師、松本オーナーの深い縁と強い絆が感動のドラマを生み出しました。

宝塚記念を制したメイショウタバルと武豊騎手
2025年6月15日、阪神競馬場で行われた宝塚記念(G1・芝2200メートル・3歳以上)で、単勝7番人気のメイショウタバルが3馬身差で逃げ切り、初のG1勝利を飾りました。この勝利は、武豊騎手、石橋守調教師、松本好雄オーナーの深い縁と強い絆が生んだ感動のドラマでした。
武豊騎手の喜び
「涙が出そうなくらいうれしい」と語る武豊騎手。彼は馬上でこぶしを握り、笑みを浮かべました。彼の絶妙なラップに導かれ、メイショウタバルが王者の座に輝きました。「折り合いもついていたけど、つきすぎるわけではなく、いいペースで入れたと思う」と、マイペースで運んだ逃走劇に、1番人気のベラジオオペラも為す術がありませんでした。
石橋師との絆
管理する石橋守調教師(58)も、開業12年目で涙のG1初制覇を果たしました。武豊騎手と石橋師は幼少時から兄弟のように慕ってきた存在です。「ジョッキーになる前からも一緒に競馬を見たり、遊んだりしていた。ジョッキーだと一緒に勝つことはないから、石橋さんが調教師になってからは一緒に大きいところを勝てたらいいなと思っていた。現実となって、夢がかなった感じがする」と、武豊騎手は語りました。
松本オーナーとの縁
松本好雄オーナー(87)との強い絆も、この勝利に深く関わっています。16年夏に他界した武豊騎手の父、邦彦さんは松本オーナーとも強い絆で結ばれていました。「おやじの大親友で、亡くなった時も弔辞を読んでくださった。今日は父の日だからね…。縁を感じるよね。父も喜んでいると思います。タバルありがとう、という感じだね」と、武豊騎手は目尻を下げました。
メイショウタバルの今後
メイショウタバル自身も親孝行を果たしました。春のグランプリは父ゴールドシップが連覇した舞台。人馬ともに思い出に残るタイトルとなりました。今後についてはまだ未定ですが、レースの選択肢は大きく広がりました。新時代の逃亡者が、これからも日本中を魅了することでしょう。
メイショウタバルのプロフィール
- 父: ゴールドシップ
- 母: メイショウツバクロ(フレンチデピュティ)
- 牡4: 馬主 松本好雄
- 調教師: 石橋守(栗東)
- 生産者: 三嶋牧場(北海道浦河町)
- 戦績: 11戦5勝(うち海外1戦0勝)
- 総獲得賞金: 4億4164万6600円(同2355万3600円)
- 主な勝ち鞍: 24年毎日杯(G3)、神戸新聞杯(G2)
- 馬名の由来: 冠名+熊本県の地名