【大学野球】福井工大・澤崎俊和コーチの指導哲学と29年ぶりの決勝舞台
福井工大・澤崎俊和コーチが29年ぶりに全日本大学選手権の決勝舞台に戻り、学生たちと共に成長を目指す姿を紹介。

29年ぶりの決勝舞台
福井工大の澤崎俊和チーフ投手コーチは、29年ぶりに全日本大学選手権の決勝舞台に戻ってきた。東北福祉大に敗れ、準優勝に終わったものの、澤崎コーチの指導哲学と学生たちの成長が注目を集めた。
学生たちの頑張り
試合後、澤崎コーチは学生たちの努力を称賛した。
「学生たちの頑張りに尽きる。切磋琢磨して、レベルアップしてきました。ベンチ入りしたメンバーは勝利にこだわり、スタンドの控え部員もサポート役として大きな力になりました。感謝しています。もう一つの壁を乗り越えるため、私を含めて、学生たちと日々、成長していきたいと思います」
指導の軸
澤崎コーチの指導の軸は、技術指導の前に、学生であることの心構えと取り組む姿勢にある。
「アスリートとして必要なのは、マインドセットです。ターゲットを絞り、いかに目標に向かって努力し、向上させていくか。これからも町田監督を支え、学生の力になれればいいと思います」
悔しさと決意
銀メダルを首から下げた澤崎コーチの表情には悔しさが滲んでいた。しかし、福井に戻り、学生たちと共に再び足元から見つめ直す決意を語った。
澤崎俊和の経歴
澤崎俊和は、青学大時代に主将・井口資仁と同級生であり、清水将海とバッテリーを組み、倉野信次との両輪で1996年の全日本大学選手権で日本一を達成。広島では9年間プレーし、通算24勝を挙げた。現役引退後は広島で16年間コーチを務め、独立リーグなどで指導者経験を積んできた。
今後の展望
澤崎コーチは、町田公二郎監督と共に、学生たちのさらなる成長を目指し、日々の指導に取り組んでいる。次回の全日本大学選手権での優勝を目指し、学生たちと共に歩んでいく。