クーパー・フラッグのマーベリックス訪問

2025年NBAドラフトの1位指名が確実視されているクーパー・フラッグ（デューク大学）が、6月18日に1位指名権を持つダラス・マーベリックスとの面談を予定している。マーベリックスはフラッグがドラフト前に訪問する唯一の球団となる予定だ。

マット・マッケンジー氏（フラッグのトレーナー）によれば、この面談はフラッグがフロントオフィスやコーチングスタッフと会い、施設を見学する機会となる。マッケンジー氏は「クーパーはダラスに足を踏み入れることを楽しみにしている」と語っている。

プロ仕様のトレーニング

フラッグはすでにNBA入りに向けたトレーニングを開始しており、ドラフトコンバイン後はサマーリーグおよび所属球団でプレーするためにNBA仕様のアクションを多く取り入れている。マッケンジー氏は、フラッグの総合的なスキルセットを磨き、どのような役割を与えられても自信を持って臨めるようにすることを目的にトレーニングメニューを設定している。

具体的には、複数のチーム映像を研究し、ハイボールスクリーンやサイドピック＆ロールなど、フラッグが使用するさまざまなアクションを見ている。また、ボールハンドラーやスクリーナーとしての役割を想定し、これらのセットやアクションの中で快適にプレーできるように準備している。

競争精神と成長

マッケンジー氏は、フラッグの競争精神を駆り立て、どんなドリルにも目標を設定し、選手の頭がフル回転している状態を作り出すことに重きを置いている。フラッグは中学1年生の頃から高校生と対戦し、中学2年生の時にはNCAAディビジョン1の選手とマッチアップした。これらの経験を通じて、フラッグは多くのことを吸収し、成長してきた。

マッケンジー氏は「クーパーはハードにコーチングされることを嫌がらず、真実を伝えられることを求めている。彼の学習曲線は非常に急で、驚くほど早く新しいことを吸収する」と評価している。

今後の展望

マーベリックスがフラッグを1位指名するのはほぼ確実視されており、球団関係者もフラッグの才能を高く評価している。今後のNBAシーズンでフラッグがどのような活躍を見せるか、ファンの期待は高まるばかりだ。