【NBAファイナル】タイリース・ハリバートン、負傷を押してゲーム6出場を宣言「歩ける限りプレーする」
NBAファイナル第5戦で負傷したタイリース・ハリバートンが、第6戦への出場意欲を強調。ペイサーズの命運を握る重要な試合に向けて、彼の決意とチームの展望を紹介。

負傷を押しての出場意欲
NBAファイナル第5戦で、インディアナ・ペイサーズのエース、タイリース・ハリバートンが右ふくらはぎを痛め、試合中に一時離脱を余儀なくされました。しかし、彼は第2クォーターに復帰し、34分間の出場で6アシストと7リバウンドを記録しました。とはいえ、フィールドゴールは6本すべて失敗し、4得点に留まるなど、精彩を欠く結果となりました。
ゲーム6への意欲
ハリバートンは、第6戦への出場について強い意欲を示しています。「これはNBAファイナルだ。僕はファイナルでプレーするため、これまでの人生でトレーニングを積んできた。だから僕は試合に出て、自分ができるあらゆる方法でチームメートを助けたい。今夜の僕は良くなかったけど、試合に出ないことはまったく考えなかった。もし、歩けるのであればプレーをしたい。ゲーム6に向けて準備をするだけだ」と語りました。
チームの状況
ペイサーズは現在、シリーズで2勝3敗と追い込まれた状況にあります。第6戦はホームでの試合であり、負ければシーズン終了となる重要な一戦です。ハリバートンはこの状況について、「僕たちは崖っぷちだ。だけど、僕たちはホームのファンの前でプレーすることに誇りを持っている。僕たちのファンは素晴らしく、多くのエネルギーを与えてくれることは分かっている。ゲーム6で良いプレーをするだけだし、このチャレンジを楽しみにしている」と述べました。
ヘッドコーチの見解
リック・カーライルヘッドコーチも、ハリバートンの出場を望んでいます。「彼は100%ではない。ただ、このシリーズにおいて多くの選手が万全な状態ではない。これは一生に何度もないチャンスだ。少し痛みがあるからと欠場する選手はほとんどいない。ただ、これが故障となれば話は違ってくる」とコメントしました。
今後の展望
ハリバートンの最終的な出場可否は、MRI検査の結果次第となります。彼が出場できたとしても、本来のプレーは期待できないかもしれませんが、チームのリーダーとしての存在感は計り知れません。ペイサーズにとって、彼がコートに立つかどうかは、シリーズの行方を左右する重要な要素となるでしょう。