侍ジャパン井端監督が次世代育成に本腰 大学代表合宿で“真剣勝負”の指導現場
侍ジャパン井端弘和監督が大学代表合宿を視察。高橋由伸臨時コーチとの指導連携や「井端2世」と注目される緒方漣選手への期待を語り、次世代育成への熱意を明らかにした。

指導者魂に火が付く合宿現場
2025年7月2日、神奈川・平塚市のグラウンドに侍ジャパン大学代表の熱気がみなぎる。井端弘和監督(50)が鋭い視線を向ける先では、選抜メンバーが実戦形式の守備練習に没頭していた。
プロ野球OBのタッグが熱血指導
「グローブの角度は常に地面と垂直に!打球判断の0.1秒がプロの差だ」
かつて巨人軍で監督・コーチ関係だった高橋由伸臨時コーチ(49)と共に、内野守備の極意を伝授。選手たちの動きに即座に反応し、時には自らグラブをはめて模範動作を見せるなど、50代の身体で現役さながらの動きを披露した。
「井端2世」緒方漣に注ぐ期待
- 国学院大2年・緒方漣内野手(20)との特別な縁
- 小中学校の直系後輩
- 横浜高時代から「守備センス抜群」と注目
- 2024年春季リーグで打率.342を記録
「高校時代より体幹が強化され、グラブ捌きに冴えが増した。ただし」と井端監督は厳しい愛を込める。「プロ野球で通用するには『日常の全てを野球に捧げる覚悟』が必要。この合宿がその第一歩だ」
次代を担う選手たちへ
練習後には1時間に及ぶ質疑応答セッションを実施。
- プロ野球のスカウトが重視するポイント
- メンタルトレーニングの具体的手法
- 国際試合でのプレッシャー克服法
「彼らの目は本物だ。この中から未来の侍ジャパン主力が生まれる」と井端監督。夕焼けに染まるグラウンドで、次世代エリートたちの汗が光っていた。