クリス・ポールの21年目NBAキャリア:今季の所属先とその条件
NBAキャリア20年を誇るクリス・ポールが今季の所属先を決める条件と、その背景を詳しく解説。

キャリア21年目を見据えるクリス・ポール
NBAキャリア20年を誇るクリス・ポールは、昨シーズンにサンアントニオ・スパーズでレギュラーシーズン82試合へフル出場し、平均28.0分8.8得点3.6リバウンド7.4アシスト1.3スティールを残しました。制限なしFA(フリーエージェント)として今夏を迎えたポイントガード(PG)は、5月に40歳を迎えた大ベテランです。
所属先の条件
6月29日(現地時間28日、日付は以下同)の時点で、ポールは家族が住むロサンゼルスに近い場所でキャリア21年目をプレーすることにフォーカスしているとマーク・スタイン記者が有料会員サイト“The Stein Line”で報じていました。しかし、FA戦線から数日が経過した7月3日の時点でポールは今シーズンの所属先が決まっていません。
可能性のあるチーム
ウェストコーストにはロサンゼルスを本拠地に置くレイカーズとクリッパーズの2チームに加え、フェニックス・サンズとサクラメント・キングスもあります。ポールにとって、クリッパーズは6シーズン、サンズは3シーズン在籍した古巣ですが、『AP』のティム・レイノルズ記者はポールがスターターになることを望んでいると3日に報道しました。
ミルウォーキー・バックスの関心
シニアNBAインサイダーのクリス・ヘインズは、ミルウォーキー・バックスがポール獲得に関心を示していると報じました。このチームは先日ビッグマンのマイルズ・ターナーを加えた一方で、デイミアン・リラードをウェイブ(保有権放棄)していて、ケビン・ポーターJr.とヴァシリェ・ミチッチがいるものの、もしポールが“先発入り”を最優先事項に置くのであれば、その可能性はあるかもしれません。
今後の展開
はたして、経験豊富な“ポイント・ゴッド”はどのチームでNBAキャリア21年目を迎えるのか。今夏ポールが下す決断は必見です。