【広島カープ】森下暢仁の縦変化が光る!今季8敗目も手応えを得た投球内容
広島カープの森下暢仁投手が巨人戦で8回1失点の力投を見せ、今季のベストピッチを披露。縦変化へのこだわりが光る試合内容を振り返る。

2025年7月4日、東京ドームで行われた広島カープ対巨人戦で、森下暢仁投手(27)が8回5安打1失点の力投を見せた。チームは0-1で敗れ、森下自身も今季8敗目を喫したが、その投球内容は今季最高のものだった。
試合のハイライト
8回一死、キャベッジに147キロの内角高めを右翼席に運ばれ、痛恨の決勝ソロを被弾。森下は試合後、「あの回に点が入ってしまったということだけ」と悔しさをにじませた。
投球内容の詳細
森下はこの日、最速150キロの直球を主体に、110キロ台のカーブと130キロ台のチェンジアップを軸に緩急をつけ、G打線を相手にゲームメークした。全113球の投球は、女房役の坂倉との意思疎通が鍵となった。
縦変化へのこだわり
今季、森下は縦に割れるカーブの割合を増やしている。昨季の42%から49%までストライク率が向上し、変化球の投球比率が「横」から「縦」へとシフトチェンジ。森下は「それによって直球がまた生きてくると思って。カーブだけなく、チェンジアップとか沈んだりする球もより有効的になる」と語る。
今後の展望
開幕からカード初戦の先発を守り抜く一方で、負けが3つ先行する成績は本人も納得していない。しかし、4日の試合で追求してきた「縦変化」には一定の成果を得た。今後の盛り返しへ向け、きっかけとしたい。
【動画】鋭い縦カーブで三振を奪った広島・森下暢仁