新たな挑戦!セルティックに加入した稲村隼翔の未来に注目
セルティックに加入した稲村隼翔の新たな挑戦と、彼が欧州サッカーで果たす役割に注目。

セルティックは7月4日、稲村隼翔の獲得を発表しました。アンジェ・ポステコグルー前監督が退任して以降、初の日本人選手加入となります。
初めて海を渡る23歳とあり、懐疑的な見方もあるでしょう。しかし、セルティックには日本からスコットランドに渡って活躍してきた先輩たちがいます。古橋亨梧や前田大然、旗手怜央といった選手たちは、それぞれ日本から移籍して活躍してきました。
セルティック専門サイト『67 HAIL HAIL』によると、宿敵レンジャーズやマンチェスター・シティでプレーした元選手で、スコットランドサッカーをよく知るゴードン・ダルジール氏は、『Clyde 1 Superscoreboard』で「彼らはこのやり方で素晴らしい成功を収めてきた」と話しています。
「ブレンダン・ロジャーズが監督としてあの年齢の選手を成長させられると見ているのは明らかだ。確かに23歳はかなり若い。まだまだこれからだ。彼らはこのやり方で成功してきた。彼に何ができるか、興味深いね。みんなと同じで、自分も彼のことはまったく知らない。でも、マエダ、ハタテ、キョウゴといった選手たちも同じだった。そして彼らがどれだけ成功してきたことか」
コメントを伝えた67 HAIL HAILは、「イナムラに反対しているのではない。セルティックのファンがCBを問題のエリアだと考えていて、欧州を知らない未知数の逸材が解決できるのかと感じているというだけだ」と報じました。
「だが、こういった期待値が大きくなかった類の選手たちが、これまでセルティックで見事にやってきたことは事実だ。そのうちの何人かは日本から来て、セルティックの素晴らしい選手と評価されるようになった」
ロジャーズ監督は、プレシーズンでの稲村を見て、チームに残すかレンタル移籍させるかを決めると話しました。稲村の獲得が将来を見据えてのものであることがうかがえます。
ただ、プレシーズンで結果を出せば、指揮官も戦力のひとりとして計算するでしょう。若武者の新たな挑戦に期待したい。