【卓球】中国男子代表の凋落危機:王楚欽の孤立とチームの未来
中国男子卓球代表の凋落傾向が自国メディアにより指摘。王楚欽の孤立がチームの未来に影を落とす。

WTTチャンピオンズ2025横浜での決勝戦
WTTチャンピオンズ横浜(7~11日、神奈川・横浜BUNTAI)では、張本智和(トヨタ自動車)が世界王者の王楚欽(中国)に4―2で勝利。優勝が決まると張本はユニホームを抜いて喜びを表現し、卓球台にキスをするなど、興奮した様子を見せた。
中国メディアの見解
中国メディア「捜狐」は、横浜の男子シングルス決勝で王楚欽が張本智和に敗れた瞬間について、「張本智和は天を仰いで雄たけびを上げ、王楚欽は頭を下げ、静かにラケットを片付けた。カメラは全く異なる二つの感情をとらえた」と報じた。
過去と現在の差
「男子の編成は外国人選手を震え上がらせるほど強烈だった。馬龍、樊振東、王楚欽の3人が絶対的な主力で、梁靖崑と林高遠も強力な助っ人として活躍していた。外国人選手はたとえ1人の選手を避けたとしても、別の選手が彼を倒しに来ていた。しかし、パリ五輪の今は状況が一変した」と分析。
王楚欽の孤立
「『安定した核』の役割を担えるのは王楚欽だけ。敗北よりも危険なのは、この一本芯の状態だ。一本の柱が崩れれば、チームの成績はたちまち崩れ去る。外国人選手は今、王楚欽の研究に全力を注ぐ必要がある。彼を倒すことは、中国男子の守備ラインを突破することに等しい」と厳しい見方を示した。
チームの人気低下
当記事では実力面だけでなく「男子チームは人気を失っている」と報道。王者はさまざまな面で窮地に陥っているようだ。