【巨人の新左腕】森田駿哉が20代後半で開花!甲子園時代の潜在能力がついにプロで爆発【セ・リーグ優勝への道】
富山商時代から注目を集めた左腕・森田駿哉が巨人で真価を発揮。11年越しのプロ初勝利から2連勝の快進撃を徹底分析。28歳で迎えた全盛期の秘密に迫る。

甲子園の星がプロで輝くとき
読売巨人軍の新戦力・森田駿哉投手(28)がプロ初勝利から2連勝を記録。7月30日の一軍昇格後、2試合連続QS(クオリティ・スタート)を達成し、チームの夏の攻勢を牽引している。
〝140km超左腕〟の軌跡
- 2014年春季北信越大会:小松大谷戦で11奪三振完投勝利
- 夏の甲子園:日大鶴ケ丘戦で144km最速球&11K完封
- BFA 18Uアジア選手権:韓国戦で9回2失点の好投
プロ野球適応への道程
法政大進学後は肘故障に苦しみ、2018年ドラフトでは指名漏れ。社会人野球(日本生命)を経て、2024年育成選手として巨人入団。今年2月に支配下登録となり、ストレート平均147km・最大151kmを計測するまでに成長。
進化の要因
- 体幹を活かしたダイナミックな投球フォームの確立
- スライダー(縦・横2種類)の制球力向上
- リリースポイントの安定化による被打率.198(対左打者)
河嶋宗一氏の分析
「高校時代から持っていた〝勝負球の切れ味〟がプロレベルに進化。20代後半での成長は、社会人時代の経験値が生きている。今季の防御率2.89はリーグトップクラスの数値だ」
今後の課題
- シーズン通算120イニング投球目標
- チェンジアップの精度向上
- クイックモーションの改善
セ・リーグ優勝への鍵
現在3位の巨人にとって、森田の台頭は先発ローテーションの強化に直結。9月のクライマックスシリーズを見据え、左のワンツーパンチ(戸郷翔征&森田)の活躍が期待される。