【バスケ】ジャレット・カルバーが語る仙台89ERSへの想いと背番号「8」の秘話
NBA経験を持つジャレット・カルバーが仙台89ERSに加入。背番号「8」の理由やチームへの想いを語る。

ジャレット・カルバーの仙台89ERS加入
2025-26シーズンに向けて、B1仙台89ERSは7人の新加入選手を迎え、チームの強化を図っています。その中でも特に注目を集めているのが、NBAドラフト1巡目指名経験を持つジャレット・カルバー(26)です。カルバーは、テキサス工科大で頭角を現し、2019年のNCAAファイナルで準優勝を経験。同年のNBAドラフトでは八村塁と同じ1巡目で指名され、サンズ(現ティンバーウルブズ)に加入しました。その後、オセオラ・マジックでGリーグ東地区優勝とプレーオフ準優勝を経験し、2025年に仙台89ERSに加入しました。
来日後の調子と初練習の感想
カルバーは来日したばかりで、まだ調子は万全ではないと語ります。
「正直言うとまだまだですね。これからアップダウンの練習、走る系の練習も入れていって、どんどんゲームシェイプにあげていきたいと思います。」
また、初練習の場所がドラフト同期の八村塁(レイカーズ)の母校であったことについて、
「八村選手とは縁がありまして、ドラフトだけでなく、大学時代に直接対戦したこともあります。日本に来て初の練習を八村選手の母校で迎えることができたというのは、何とも言えない気持ちがありますし、不思議な感情が湧き出ました。」
仙台89ERSを選んだ理由
カルバーが仙台89ERSを選んだ理由について、
「みんなからいい国、安全な国だと聞いていたのでそこが選んだ理由の1つ。本当に人が素晴らしいと聞いていたので。その中で、このクラブが昨季非常に苦しんだという事も聞いていますので、自分が何かしらチームにインパクトを与える事ができるのではないか、優勝に絡めるようなチームになれるために自分が貢献できるんじゃないのかと感じました。」
仙台の街についても、
「仙台に着いてから数日なんですけど、街を探索したりして、いい街だなと日々感じているところです。」
タシュニーHCとの関係
タシュニーHCとの関係について、カルバーは以下のように語ります。
「HCとはバックグラウンドが似ています。彼もNBAでコーチを重ね、僕もプレーをしている。同じような境遇を送ってきたので、そこを踏まえて彼が何を求めているのかを聞きました。まずはいいディフェンダーとしてチームを引っ張って欲しい、ボールを預けていくのでそこからいい判断をしていいオフェンスを展開する中心になってもらいたい、いい判断ができるチームを作るために引っ張ってもらいたい、という言葉をもらいました。」
背番号「8」の理由
カルバーが背番号「8」を選んだ理由について、
「もともと23を付けていたんですけど、付けている選手がいたので。コービー・ブライアント選手が好きなので、8番を選びました。」
Bリーグで対戦してみたい選手
Bリーグで対戦してみたい選手について、カルバーはGリーグ時代のチームメートだったダリアス・デイズ選手を挙げます。
「Gリーグ時代のチームメートだった(三遠の)ダリアス・デイズ選手。一緒に戦った仲間と対戦するのが楽しみです。」
今後の目標
カルバーは、今後の目標について以下のように語ります。
「自分はハードワーカーであり、しっかりと競争心をもって、優勝するということを常に意識して練習と試合に臨み続けたい。そういった気持ちを他の選手、スタッフにも派生させていって、1つでも勝ちに貢献できるように、自分のベストを出していきたいと思います。」
ジャレット・カルバーのプロフィール
- 生年月日: 1999年2月20日
- 出身地: 米テキサス州
- 経歴: テキサス工科大で頭角を現し、2019年4月のNCAAファイナルに進出して準優勝。同年のNBAドラフトで八村塁と同じ1巡目(全体6位、八村は同9位)でサンズ(ティンバーウルブズに即移籍)に指名された。24-25シーズンからはオセオラ・マジックに所属し、Gリーレギュラーシーズン東地区優勝、プレーオフ準優勝を経験。