阪神タイガースの偉大な指導者、吉田義男さんの思い出と影響
阪神タイガースを日本一に導いた吉田義男さんの訃報に対する思いを元社長の三好一彦さんが語る。

吉田義男さんの訃報
元阪神タイガースの監督、吉田義男(よしだ・よしお)さんが病院で亡くなったとの知らせが、2025年2月3日の朝に入りました。91歳という長い人生を全うした吉田さんは、球団史上初の日本一に導いた偉大な指導者です。
三好一彦さんの反応
この訃報に対し、元阪神球団社長の三好一彦(みよし・かずひこ)さんも強いショックを受けました。「びっくりして、今は気持ちの整理がついていない」と、共に戦った仲間を失った悲しみを語ります。彼は吉田さんとの関係を「戦友」としつつ、「同志」とも呼び、阪神タイガースを強化するための努力を共にしてきたことを振り返りました。
学生時代からの絆
吉田さんと三好さんの関係は、学生時代から始まりました。共に旧関西6大学野球リーグでプレーし、三好さんは神戸大の主将、吉田さんは立命大に在籍していました。その後、阪神で再会し、吉田さんが1985年に監督に就任したことが、両者の関係を更に深めることになりました。
名監督の誕生
1984年、前年の監督が辞任した後、三好さんは吉田さんを阪神の新監督に迎えるために動きました。吉田さんが受諾する条件は、三好さんの強力なバックアップでした。吉田監督との密会を重ねながら、チーム強化策を話し合い、1985年には21年ぶりのリーグ優勝と共に、球団初の日本一に輝くまでにも至りました。
その後の影響
吉田さんは、阪神淡路大震災後にも再び監督に就任するなど、チームと球団に多大な影響を与え続けました。「これからもずっと、タイガースのことを思ってくれていると思います」と三好さん。吉田さんの教えや情熱は、今後も球団の礎として生き続けることでしょう。