【吉見一起の目】石川雅規、200 勝への道 ヤクルト最年長左腕が語る野球人生
ヤクルト・石川雅規投手の春季キャンプでの練習を見学した吉見一起氏が、その姿勢と精神力に感銘を受け、200 勝到達への思いを語る。

石川雅規、200 勝への道 ヤクルト最年長左腕が語る野球人生
ヤクルトの浦添キャンプで石川雅規投手(45)の練習を見させてもらった。まずキャッチボールする姿を見て、長く野球を続けるにはキャッチボールが大事なのだとあらためて確認させられた。
その重要性、大切さをかみしめながら投げているように感じた。探求心という言葉が適切かどうか分からないが、一球一球、何かを試しながら、確認動作をしながら投げているようだった。
いろんな人から情報をもらいながら、その都度そしゃくし、解釈を深め、自分の中に落とし込んでいく。その作業を今も怠らない。現役時代に戦った同じ投手として頭が下がる思いだ。
ブルペンでの投球も見させてもらった。はっきり言って驚くような球はない。それでもフォームは安定しており、第 3 クールですでに固まっているように見えた。
5 学年上の石川投手とは同業者として知己を得て、他球団でありながらアドバイスをいただいていた。200 勝まではあと 14 勝。現在 45 歳でなかなか難しい数字かもしれないが、何としても到達することを願っている。