J2 戦力総合評価ランキング 19 位:カターレ富山、降格の危機?
カターレ富山は昨シーズン J3 で 3 位となり、11 年ぶりの J2 復帰を果たしたが、主力選手の大量流出と新戦力の台頭により、今シーズンは降格の危機に直面している。


カターレ富山、J2 での戦いに備えて戦力を強化
カターレ富山は昨シーズン、J3 で 3 位となり、昇格プレーオフの末に 11 年ぶりの J2 復帰を果たした。しかし、今シーズンは主力選手の大量流出と新戦力の台頭により、降格の危機に直面している。
主力選手の大量流出
昨シーズンの J3 で 8 得点 6 アシストを記録した安光将作が RB 大宮アルディージャに移籍し、その穴埋めにアスルクラロ沼津から濱託巳、湘南ベルマーレから吉田新を迎えたが、前任者の穴を埋めるのは容易ではない。
新戦力の台頭
センターバックは神山京右、新戦力の酒井崇一の 2 人が軸で、攻撃の起点になる縦パスも出せる最終ラインだ。さらに、2019 年から富山のディフェンスラインを支えてきた今瀬淳也の経験値も J2 を戦う上で心強い。
攻撃の新たな軸として期待される選手
前線では 3 年間 10 番を背負ったマテウス・レイリアがヴァンフォーレ甲府へ移籍。愛媛 FC から加入した松田力が背番号 10 を引き継ぎ、攻撃の新たな軸として期待される。
昨シーズン後半戦に活躍した選手の復帰
そのほか、昨シーズン後半戦にテゲバジャーロ宮崎で 14 試合 8 得点の活躍をした武颯が 5 年ぶりに復帰した。また、昇格プレーオフ決勝で 2 得点を挙げた碓井聖生にも期待が集まる。
昨シーズン得点王の負傷
ただし、昨シーズン 9 得点でチーム得点王だった吉平翼が開幕直前に負傷したことは大きな痛手だ。
中盤は昨季がベース
中盤は昨季がベース。末木裕也のパートナーに植田啓太や竹中元汰が加わり、層が厚くなった。
期待の新戦力
流通経済大柏高等学校から加入した高卒ルーキーの亀田歩夢のような期待の新戦力もいて、躍進への期待もあるが、J2 で実績があるメンバーは多くない。