高安が春巡業に合流し、初賜杯逃した春場所を前向きに捉える
高安が急性腰痛症で休場していた大相撲の春巡業に合流し、初賜杯を逃した春場所を前向きに捉え、夏場所への意欲を示しました。

高安(35)=田子ノ浦=は、急性腰痛症で休場していた大相撲の春巡業に 12 日、神奈川県藤沢市で合流しました。高安は、初賜杯を逃した春場所を「優勝できなかったというよりも、優勝に近づけた。ここ何場所、こういう場所がなかったので」と、前向きに捉えています。春場所では、12 勝で並んだ大の里との優勝決定戦に敗れましたが、場所が終わった後も、かねてから抱えていた腰痛が再発しました。しかし、高安は「動きは場所ごとに良くなってきている。失速しないようにしたい」と前を向いています。この日の幕内トーナメント 2 回戦では、大の里を送り出し意地を見せました。決勝では豊昇龍に敗れたものの、動きは上々でした。三役復帰が濃厚な夏場所(5 月 11 日初日、両国国技館)に向け「5 月も注目されるように相撲を取りたい」とキッパリと宣言しました。悲願の初優勝へ、何度でも立ち上がることを誓っています。