侍ジャパンコーチから学ぶ「自責思考」で少年野球を変える
横浜ECPベースボールクラブが侍ジャパンコーチの指導法を取り入れ、少年野球の指導方針を革新。自責思考で選手を育てる秘訣を紹介。

横浜市旭区にある軟式少年野球チーム「横浜ECP ベースボールクラブ」(以下、ECP)は、創設4年で区内最大規模となる50人近い子ども達が集まる人気チームです。その人気の秘密は、チームが徹底している「プレイヤーファースト」の理念と、保護者の負担を軽減する運営方法にあります。
プレイヤーファーストの徹底
ECPでは、子ども達が主役であることを最優先に考えています。練習時間は土曜日と日曜日の半日ずつで、保護者の負担は送迎のみ。試合には12人しか連れて行かず、残りのメンバーは練習に専念するなど、効率的な運営が特徴です。
自責思考の導入
チームの指導方針には、侍ジャパンのコーチであった白井一幸さんの「自責思考」が大きく影響しています。白井さんは「子ども達が試合で上手くできないのは、彼らの責任ではなく、指導者の責任である」と強調。ECPでは、この考え方をスタッフ全員で共有し、子ども達を責めるのではなく、自分たちの指導を見直す姿勢を大切にしています。
今後の抱負
ECPは、野球をやる子どもを一人でも増やし、野球に携わる人々を幸せにすることを目指しています。スタッフミーティングや食事会を頻繁に行い、指導方針の共有を図るなど、チーム全体の成長に力を注いでいます。
(取材・写真:永松欣也) BASEBALL KING