豊昇龍、因縁の一山本に雪辱!5連勝で勢いを増す大相撲夏場所
豊昇龍が大相撲夏場所で5連勝を達成し、因縁の相手・一山本に雪辱を果たしました。今場所の勢いと今後の展望を詳しく解説します。

豊昇龍が大相撲夏場所で勢いを増しています。2日連続の金星配給となった4日目から息を吹き返し、5連勝を達成しました。連敗時は付け人を通じて取材を断っていた豊昇龍ですが、この日は大勢の報道陣に囲まれても上機嫌でした。
親方のアドバイスを胸に 豊昇龍は「親方に『肩の力も顔の力も抜いて』と言われる」と自虐エピソードを明かす余裕を見せつつ、「慌てず集中する気持ちで土俵に上がった。自分のペースでいこうと思った」とうなずきました。
因縁の相手・一山本に雪辱 先場所は同じ9日目に敗れ、新横綱として39年ぶりの休場に追い込まれた因縁の相手・一山本。豊昇龍は鋭く踏み込んで一山本のもろ手を受け止めると、すかさず手繰って右手でいなし、はたき込みました。鋭い眼光でまわしをバシバシとたたく豊昇龍の姿からは、持ち味の気迫が戻ってきたことがうかがえます。
八角理事長の評価 八角理事長(元横綱北勝海)は「いいんじゃないですか。前に出てから(のはたき込み)だから」と一定の評価を口にしました。
今後の展望 10日目は過去8勝5敗(不戦勝を除く)のくせ者・宇良との取組が組まれました。綱とりを狙う大の里には2差をつけられており、豊昇龍自身は「意識していない」と話しますが、最上位としてこのまま独走を許すわけにはいきません。
豊昇龍の決意 「他人のことは考えず自分のことだけ。一日一番に集中して結果が付いてくれば良い」と豊昇龍。支度部屋から引き揚げるときの横に大きく揺らす後ろ姿からは、充実感が漂ってきました。
今場所の豊昇龍の勢いは止まりません。今後の取組にも注目が集まります。