青学大が国学院大を完封!史上4校目の5連覇へ王手 中西聖輝の3安打完封で勝利
青学大が国学院大を1-0で完封し、史上4校目の5連覇へ王手をかけました。中西聖輝投手が3安打完封で6勝目を挙げました。

青学大が国学院大に先勝し、5連覇へ王手
2025年5月22日、神宮球場で行われた東都大学野球の第5週第1日戦で、青学大が国学院大を1-0で完封し、史上4校目の5連覇へ王手をかけました。
中西聖輝投手が3安打完封で6勝目
青学大のエース、中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)が3安打無失点の完封で今季6勝目を挙げました。5回、2死二塁から主将の藤原夏暉内野手(4年=大阪桐蔭)が先制の右前適時打を放ち、この1点を守りきりました。
6回のピンチを切り抜ける
1点リードで迎えた6回、無死二、三塁のピンチを迎えた中西投手は、捕手の渡部海(3年=智弁和歌山)と「一番リスクのないアウトをとろう。三振をとるよ」と話し、得意のフォークで2者連続三振を奪いました。4番の渡辺嶺内野手(4年=国学院久我山)には、150キロの直球で真っ向勝負し、左飛に打ち取りピンチを切り抜けました。
5連覇へ向けて
青学大は5季連続優勝まであと1勝と迫りました。安藤寧則監督(48)は「あと1勝が難しいのが東都。ここからが本当に大変。自分たちがやってきたことを出し切って結果的に勝てたら最高」とコメント。中西投手も「明日は全員で、何が何でも圧倒したいと思います」と力を込めました。
他校の結果
東洋大は中大に、日大は亜大に勝利しました。23日の2回戦で日大が勝ち、国学院大が負けると、国学院大の最下位が決まります。
中西投手の意地
中西投手は「負けたくない、という思いだけ。今季、2敗もして情けない登板もあった。僕の右腕で1勝をもぎ取るという強い気持ちでした」と語り、チームメートや安藤監督の「頑張れ!」という声に後押しされ、堂々と投げきりました。
25年の最強青学が勝負をかけています。【保坂淑子】