柏レイソルの新星・熊坂光希が日本代表を目指すべき場所
柏レイソルの熊坂光希が今季好調なチームを支えている。日本代表監督も注目する才能は、さらなるブレイクを目指せるか。

柏レイソルの好調を支える新星
今季、柏レイソルは開幕から 4 戦無敗と快進撃を見せていたが、3 月 8 日の J1 リーグ第 5 節・鹿島アントラーズ戦で苦杯を喫して以降、3 戦連続ドローと足踏み状態に陥っていた。そんな中、4 月 6 日のホーム・ガンバ大阪戦では、熊坂光希がダブルボランチの一角を占め、チームの勝利に貢献した。
適応力と特長
熊坂光希は柏の U-15・18 で育ち、東京国際大学を経て 2024 年に古巣に戻ってきた。昨季は J1・10 試合出場にとどまったが、今季はボールポゼッションを重視する新指揮官のスタイルにすぐさま適応し、開幕からベテラン・原川力とコンビを組んで中盤でリズムを作り出している。本人は自身のプレースタイルと現チームの相性について、「自分のストロングは(身長 185 センチの)リーチの長さ。それは他の中盤の選手にはないところだと思うので、それを生かして守備やビルドアップに関われるのが特長だと思います。今季はチームのサッカーが変わって自分の特徴を出しやすくなったのが一番の変化。力君もつねにいい距離感でいてくれて、コーチングもしてくれるので、自分が伸び伸びプレーできているなと感じます」と語っている。
日本代表への道
熊坂光希は今季ここまで全試合フル出場を続けており、サッカー日本代表・森保一監督も熱視線を送っている。柏レイソルは現在、明治安田 J1 リーグで暫定 5 位につけており、残留争いからは脱出している。しかし、上位陣との勝ち点差は僅かであり、優勝争いに加わるためには、さらなる勝利が必要である。熊坂光希は、今後の試合でもチームの勝利に貢献し、日本代表への道を切り開いていくことが期待されている。