大の里、輪島の背中を追い新たな歴史を刻む!大相撲夏場所での横綱昇進確実
大の里が大相撲夏場所で横綱昇進を確実にし、輪島以来の偉業を達成。石川県出身の新たなヒーロー誕生。

大の里、輪島の偉業を継承
2025年5月23日、東京・両国国技館で行われた大相撲夏場所13日目で、大の里が横綱昇進を確実にしました。これは、大卒出身者としては輪島(日大)以来2人目、石川県出身者としては輪島以来3人目の快挙です。
輪島の偉大な足跡
輪島は金沢高から日大に進学し、学生横綱を含む14個のタイトルを獲得。1970年初場所で初土俵を踏み、1973年夏場所後には最速で横綱に昇進しました。現役時代の元後援会長、小田禎彦氏は「ハングリー精神と勝ちへの執着心が人並み外れていた」と振り返ります。
大の里の決意
大の里は輪島と直接の面識はありませんが、石川・七尾市にある輪島の石碑を目に焼き付けています。「石川では高校相撲で活躍してもプロに行く人は少ない。輪島さんが石川で大学相撲部に行く文化を作った」と語ります。昨年の巡業では、現役時代を知る協会関係者から熱心に話を聞きました。
新たな歴史の幕開け
全勝で優勝し、横綱昇進に花を添えれば、輪島と同じ偉業を達成することになります。「輪島さんと比べると自分はまだまだ顔じゃない(分不相応)。少しでも近づけるように頑張りたい」と大の里は語ります。これからも、尊敬する郷土の名横綱、輪島の背中を追いかけていくことでしょう。