大の里、史上最速で横綱へ!夏場所13日目Vで2連覇達成
大の里が夏場所13日目で優勝を決め、史上最速で横綱昇進を確実にしました。2連覇を達成し、和製横綱として新たな歴史を刻みます。

大の里、史上最速で横綱昇進
大相撲夏場所13日目、大の里が琴桜との大関対決を寄り切りで制し、初日からの13連勝で2場所連続4度目の優勝を決めました。これにより、場所後の横綱昇進が確実となり、史上最速での昇進を果たします。
13日目での優勝決定
大の里の13日目での優勝決定は、2015年初場所の白鵬以来の快挙です。師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の引退から約6年、不在だった和製横綱の誕生となります。
記録更新
大の里は初土俵から所要13場所での最速昇進を果たし、昭和以降では羽黒山、照国の16場所を抜きます。年6場所制となった1958年以降では輪島の21場所を更新し、新入幕から所要9場所は大鵬の11場所を塗り替えます。
父の言葉
父の知幸さんは「ずっと勝っていたわけではない」と話しています。小学校では石川県内で際立った存在ではなかった大の里ですが、中学3年の白鵬杯に優勝し、自信をつけました。
今後の展望
大の里は「残り2日間大事にして星を伸ばして頑張ります。全勝?やってみたい気持ちはある」とキッパリ。大関昇進時の口上『唯一無二』を体現し、新たな時代を築くスケールを誇示しました。
大の里昇進アラカルト
- スピード昇進: 初土俵から13場所は輪島の21場所を抜いて、1958年以降初土俵で最速。
- 学生出身: 日大出の輪島に次いで2人目。
- 石川県出身: 江戸時代後期の阿武松、73年夏場所後の輪島に次いで3人目。
- 二所ノ関部屋: 元横綱稀勢の里が師匠となってからは初めて。
- 20代前半: 20代前半の日本出身横綱は94年九州場所後の貴乃花以来。
大の里の活躍は、大相撲界に新たな風を吹き込むことでしょう。