角田裕毅、スペインGP後のテストで不調脱却へ全力投球
角田裕毅がスペインGP後にバルセロナで2日間にわたり旧型車でのテストを行い、不調脱却を目指す。

角田裕毅のテスト内容
角田裕毅は、F1スペインGP後にバルセロナ・カタロニア・サーキットで2日間にわたり旧型車でのテストを行いました。1日目は旧型車テストTPC、2日目はピレリのタイヤ開発テストでの走行でした。
テストの詳細
6月3日と4日、ピレリが2026年F1タイヤの開発テストを行いました。初日はメルセデスとレーシングブルズ、2日目にはメルセデスとレッドブルが協力してデータ収集に取り組みました。角田は2日目のレッドブルでのタイヤテストを担当し、さらにその前日には2023年型RB19を使用したTPCでの走行を行いました。
テストの目的
レッドブルは4月にシルバーストンで角田がレッドブルのマシンへの理解を深める手助けをするため、RB19によるTPC走行の機会を与える計画でしたが、悪天候に阻まれました。そのため、スペインでタイヤテストのために滞在する期間を利用して、改めてTPC走行を行うことを決めました。
テストの結果
角田はスペインGPでマシンに苦しみ予選最下位に終わり、決勝はピットレーンからスタート、13位でフィニッシュしました。2日間にわたるタイヤテストでは、ピレリはスリックタイヤのテストを実施し、バルセロナ・カタロニア・サーキットに合わせてハード寄りのコンパウンドにおける、さまざまな構造およびソリューションの比較を行いました。
初日のテスト
初日3日は、メルセデスとレーシングブルズが2024年型マシンをベースにした開発用ミュールカーで走行し、ジョージ・ラッセルとアイザック・ハジャーがステアリングを握りました。ラッセルは136周を走行し、自己ベストタイムは1分16秒920、ハジャーは146周を走行するなかで、1分18秒334を記録しました。
2日目のテスト
2日目4日には、レッドブルが合流して角田が走行を担当し、メルセデスはアンドレア・キミ・アントネッリを起用しました。角田は150周を走行し、自己ベストタイムは1分16秒839、アントネッリも150周を走り、1分14秒903をマークしました。
[オートスポーツweb 2025年06月05日]