ルクレール、オーストリアGPで3位獲得も「退屈なレース」と語る|F1 2025
フェラーリのシャルル・ルクレールがF1オーストリアGPで3位を獲得したが、レースは退屈だったと振り返りました。プランク摩耗の危機によりリフト&コーストを強いられた背景も解説。

フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1オーストリアGPでマクラーレン勢に次ぐ3位表彰台を獲得しましたが、レースは退屈だったと振り返りました。
レースの概要
ルクレールは予選で2番グリッドを獲得しましたが、スタートでオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に2番手を奪われてしまいました。その後、マシンのトラブルを管理するためにアクセルを緩めざるを得なかったと語りました。
ルクレールのコメント
「僕としては、特に重要な瞬間はほとんどなかった」とルクレールはレース後の記者会見で述べました。「スタートではランド(ノリス)と完全に並走できるようにもう少し良い仕事をしたかった。そうすれば、3~4周くらいは状況が変わっていたかもしれない」
プランク摩耗の危機
ルクレールとチームメイトのルイス・ハミルトンがリフト&コーストを命じられたのは、プランクの過度な摩耗を防ぐためだったようです。第2スティント以降は燃料が消費されて車重が減り、プランク過剰摩耗のリスクが減ったため、マネジメントする必要が減りました。
フェラーリのアップグレード
フェラーリは、F1中国GPで2台とも失格となっており、ルクレールは重量不足、ハミルトンはプランク摩耗がその原因でした。今回、フェラーリはフロアをアップグレードしており、ルクレールはこの新フロアが「間違いなく前進だ」と認めました。
今後の展望
「今日表彰台に立つことができたのは、それ(新フロア)のおかげもあると思う。チームはできるだけ早くアップグレードを実現するために、信じられないほど努力を続けてきた」とルクレールは語りました。「彼らが他のアップグレードをできるだけ早く実現するために、今もなお全力で取り組んでいることは承知している。これがまた違いを生んで、マクラーレンや全盛期のレッドブルやメルセデスに少しでも近づける助けになることを期待している」
ルクレールは、今後のレースでも全力で取り組むことを誓っています。