坂本花織、籠谷歩未のペア転向に驚き

フィギュアスケート女子の日本のエース、坂本花織（25＝シスメックス）が、友人の籠谷歩未（24）のペア転向に驚きを隠せない。5日、大阪・関空アイスアリーナで行われた全日本シニア合宿「ミラノ・コルティナ五輪対策合宿」に参加した坂本は、籠谷からのLINEメッセージに驚いたという。

籠谷歩未のペア挑戦

籠谷はこれまで神戸を拠点とし、同じ中野園子コーチ（72）の指導を受けてきたが、昨季限りで現役引退を予定していた。しかし、その予定を撤回し、京都の木下アカデミーを拠点に、本田ルーカス剛史（22）と新たなペアとしての挑戦を始めることになった。

坂本花織の反応

坂本は5月にカナダで振り付けをしている際に、籠谷から「ちょっと相談したいことがあるんやけど…」とLINEがあったという。坂本は「『どうしたんやろう…』と思いました。あんまりあゆ（籠谷）から、相談ってなくて。大体相談があると、ヤバイ話か、重い話か（笑い）。報告やったら絶対にいいことなんですが、相談は重い話が多いから『待って…この相談、めっちゃ怖いかも…』って思ったら、その話でした。『えぇ！？』みたいな。夜中だったんですけど、めっちゃ目が覚めました。その後全然寝られなくて（午前）4時ぐらいまで起きていました」と語った。

ミラノ・コルティナ五輪へ向けて

坂本は今季限りでの現役引退を表明している。集大成のミラノ・コルティナ五輪に向けて「去年から『2年で1つ』というのを言ってきた。後半に差しかかるので、去年得たものを、今シーズンしっかり発揮できるように頑張りたい。一番いい結果が出せるようにしたいと思っています」と力を込めた。

今後の展望

籠谷のペア転向は、坂本にとって予想外の展開だったが、友人の新たな挑戦を応援する気持ちも強い。ミラノ・コルティナ五輪に向けて、両選手の熱い挑戦が続く。