島田麻央がジュニアGPシリーズ初戦で優勝!日本女子フィギュアスケートの4連勝を達成
島田麻央がジュニアGPシリーズ初戦で優勝し、日本女子フィギュアスケートの4連勝を達成。詳細な試合内容と選手の活躍を紹介。

島田麻央の圧倒的な勝利
12日、フィギュアスケート ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第4戦・タイ大会の第3日目がバンコクで行われ、3年連続世界ジュニア女王の島田麻央(16)が合計199.07点で今季のジュニアGPシリーズ初優勝を飾りました。ショートプログラム(SP)で1位に立った島田は、フリーでも128.71点をマークし、見事に首位をキープしました。これにより、日本女子選手は今季のジュニアGPシリーズで第1戦・ラトビア大会から4連勝を達成しました。
試合のハイライト
島田は最終36番目に登場し、今季のフリー曲「Miracle」に乗った演技を披露しました。冒頭の4回転トーループが両足着氷となり、ダウングレードの判定を受けましたが、その後は持ち前の修正力を発揮。前半に組み込んだ3回転ルッツ―2回転トーループ、サルコー―トーループの連続3回転といったコンビネーションジャンプを確実に着氷させ、後半もループやルッツといった単独の3回転ジャンプをきっちり決めました。また、ジャンプ以外の構成要素である3本のスピンは全て最高評価のレベル4を獲得し、ジュニアでの連勝記録を伸ばしました。
表彰台の瞬間
試合終了後、島田は大好きな「ハンギョドン」のぬいぐるみがリンクに投げ入れられる中、歓声に応えました。優勝を告げる得点のアナウンスを聞いて、浜田美栄コーチから祝福を受けると、口元を少しゆるませた島田。その表情には、達成感と次への意欲が感じられました。
他の日本選手の活躍
SPで2位に立った岡田芽依(15)は、合計の自己ベストを更新する190.99点で2位となり、銀メダルを獲得しました。参戦2年目となる今季、岡田は2戦連続の表彰台に立つという快挙を成し遂げました。
島田麻央のプロフィール
島田麻央は2008年10月30日生まれ、東京都小金井市出身の16歳。ノービスから推薦出場した2021年の全日本ジュニア選手権で優勝し、2024年大会まで4連覇を達成。国際大会ではジュニアGPファイナルと世界ジュニア選手権を3連覇中です。2024年2月に韓国で開かれたユース冬季五輪では金メダルを獲得しました。ジュニアから推薦出場した全日本選手権では2022年大会と2023年大会で3位、2024年大会で2位となりました。浜田美栄コーチに師事し、愛知・中京大中京高(通信制課程)に在学しています。