中井亜美、トリプルアクセル成功でシニアデビューV!腰の痛みを乗り越えた勝利【フィギュアスケート】
中井亜美がシニアデビュー戦でトリプルアクセルを成功させ、見事優勝。腰の痛みを乗り越えた勝利に観客も大歓声。

中井亜美、シニアデビュー戦で見事な勝利
中井亜美(17歳、TOKIOインカラミ所属)が、12日に行われたフィギュアスケートのサマーカップでシニアデビューを飾り、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させて優勝しました。フリー演技では129.18点、合計192.14点を獲得し、鮮烈なデビューを果たしました。
腰の痛みを乗り越えた演技
試合の数日前に腰を痛めた中井は、不安を抱えながらもフリー冒頭でトリプルアクセルを決め、GOE(出来栄え点)で1.60点の加点を獲得しました。「全体的に不安が大きい試合だったが、その中でアクセルも着氷できたし、流れは良かったかな」と振り返りました。
新フリープログラムに挑戦
昨季から継続予定だったフリー曲が権利処理の関係で使用不可となり、7月中旬の2日間で新フリー「ワット・ア・ワンダフル・ワールド」を仕上げました。「まだ(完成度は)65%くらい。これからブラッシュアップしないといけない」と語り、今後の成長に期待が寄せられています。
グランプリシリーズへの出場予定
ジュニア時代の実績を評価され、シニア1年目からグランプリ(GP)シリーズ2戦に出場予定です。五輪出場のチャンスも十分にあり、「挑戦のシーズンになる。頑張ったり、緊張が何回もあると思うけど、それを1つずつ乗り越えていって、その先に五輪があるかなと思う」と意気込みを語りました。
中井亜美のプロフィール
2008年4月27日生まれ、新潟市中央区出身の17歳。5歳で浅田真央さんに憧れてフィギュアスケートを始め、22~23年シーズンのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ初参戦から3季連続でジュニアGPファイナルに進出。推薦出場した22年の全日本選手権で4位に入り、23年世界ジュニア3位、24年ジュニアGPファイナル銅メダル、25年世界ジュニア4位の実績を持ちます。現在は中庭健介コーチ、中田誠人コーチらに師事しています。