角田裕毅、F1イギリスGP予選でパワーロスに苦しむも前向きな姿勢を維持
角田裕毅がF1イギリスGP予選でパワーロスに苦しみながらも、前向きな姿勢を維持し、決勝レースへの意欲を示しました。

2025年F1イギリスGPの予選で、レッドブルの角田裕毅は12番手でQ2敗退となりました。他車のペナルティにより11番手から決勝スタートを迎えることになりましたが、角田はマシンの不具合に見舞われたことでフラストレーションを露わにしました。
角田は予選Q2の最後のアタックについて、「非常にクリーンなラップでしたが、パワーを失っていました。最終コーナーから加速する際に、通常の出力が上がらず、Q3進出を逃したことが悔しいです」と語りました。
また、角田はこれまでの進歩について「非常に満足しています。ここまでは最もクリーンな週末でした。自信も高まり、予選ではマシンも良い感触でした。しかし、いつも最後のアタックで何かが起きるんです」と述べました。
前戦オーストリアGPでは最下位に終わった角田ですが、イギリスGPでは前向きな姿勢を崩さず、「明日は厳しいレースになるかもしれませんが、数ステップ上に進むことができたので、やれると思います」と決勝レースへの意欲を示しました。
予選では、マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、角田とは大きく差が開く結果となりましたが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田の12番手という結果を「許容できる」と評価しました。
角田は決勝レースに向けて、「入賞に近いポジションからスタートできるのはプラス要因です。レースが楽しみですし、最後にポイントを獲得してからだいぶ経っています。入賞する必要がありますし、そうなればチームを喜ばせることができます」と語りました。