【2025年夏季競馬】新潟・中京の暑熱対策と注目レースの徹底分析
2025年夏季競馬の新潟・中京での暑熱対策と注目レースを詳細に分析。TVh賞や新潟日報賞など、各レースの見どころを紹介。

暑熱対策としての競走時間帯の拡大
2025年7月26日(土)から、中京競馬場と新潟競馬場では暑熱対策として「競走時間帯の拡大」を実施します。5レース終了後に約3時間のインターバルを設け、15時頃からレースを再開します。最終レースは新潟競馬場で18時25分に設定されており、札幌競馬場は通常の時間通り進行します。
TVh賞でのカルプスペルシュの活躍
札幌競馬場の11R、芝1200mのTVh賞(3勝)では、カルプスペルシュが3連勝でのOP入りを目指します。前走のHTB杯で快勝し、昇級戦でも危なげないレース運びを見せたカルプスペルシュは、本格化ムードが漂っています。対戦相手には、約1年前に同舞台のHBC賞を勝ったナムラローズマリーや、前走で快勝したモズナナスターなどが名を連ねます。
新潟日報賞でのワールズエンドの復帰
新潟競馬場の7R、芝1400mの新潟日報賞(3勝)では、ワールズエンドが半年以上の休み明けで登場します。前走の新春Sで2着に好走し、クラス突破にメドを立てたワールズエンドは、鉄砲駆けの実績もあり、いきなりから力を出せるタイプです。ここでOP入りを狙います。対戦相手には、桜花賞3着の実績を誇る良血馬ペリファーニアや、現在2連勝中と波に乗るアームテイルなどがいます。
関ケ原Sでのグランヴィノスの復帰
中京競馬場の7R、芝2000mの関ケ原S(3勝)では、脚部不安で休養していたグランヴィノスが復帰します。元々クラシック戦線を狙っていた馬で、条件戦を2連勝して3勝クラスの難波S2着後に休養していたグランヴィノスは、1年4カ月の休養明けとなりますが、順調に乗り込まれていて楽しみです。対戦相手には、堅実なタガノデュードや、昇級初戦の前走で3着とメドを立てたヴィレムなどがいます。
札幌8Rでのキングスコールの自己条件出走
札幌競馬場の8R、芝2000mの3歳上1勝クラスでは、キングスコールが自己条件に戻って出走します。3走前のスプリングSで3着に入り皐月賞へ出走し、7着と健闘したキングスコールは、自己条件に戻れば実績は断然上位です。デビュー勝ちを飾った得意の札幌コースで、仕切り直しの一戦を迎えます。対戦相手には、堅実な走りの末に前走で初勝利を挙げたマイネルフーガや、ショウナンパンドラの仔で札幌での勝ち鞍があるショウナンサムデイなどがいます。
新潟11Rでの母・桜花賞馬対決
新潟競馬場の11R、芝1800mの3歳上1勝クラスでは、ベストシーンとアスクヴォルテージが母・桜花賞馬対決を繰り広げます。ベストシーンは母に桜花賞馬アユサン、半兄に朝日杯FS勝ち馬ドルチェモアを持つ良血で、自己条件に戻った前走は2着と地力の高さを示しました。対するアスクヴォルテージは、母が同じく桜花賞馬のレッツゴードンキという良血で、自己条件で巻き返しを狙います。
遠州灘特別でのパルクリチュードの活躍
中京競馬場の8R、ダート1800mの遠州灘特別(2勝)では、パルクリチュードが惜敗に終止符を打つか注目されます。現級で2着2回と、クラス卒業に王手をかけているパルクリチュードは、前走の逆瀬川特別でも僅差の競馬を見せており、安定感は随一です。得意の舞台で3勝目を挙げる準備は整っています。対戦相手には、関東オークス5着のクリノスワローや、鳳雛Sで3着のハギノコラソンなどがいます。
新馬戦での注目馬
札幌競馬場の5R、ダ1700mの新馬戦では、タイニーダンサーの仔テイエムキハクが丹内祐次騎手でデビューします。新潟競馬場の2R、芝1600mの新馬戦では、スマイルカナの半妹エイシンウィゾールが横山琉人騎手でデビューします。新潟競馬場の3R、芝1400mの新馬戦では、ピースオブエイトの半妹ビタールートとメイショウアイアンの半妹サトミノアカリがデビューします。中京競馬場の4R、芝1400mの新馬戦では、ベルカントの仔フーガカンタービレが坂井瑠星騎手でデビューします。
騎手の注目ポイント
原優介騎手はJRA通算100勝まであと2勝、新潟で4鞍に騎乗します。内田博幸騎手は26日に55歳のバースデーを迎え、新潟で6鞍に騎乗します。香港のアレクシ・バデル騎手は26日から8月25日までの短期免許が交付され、26日は中京で2鞍に騎乗します。