大の里、初日から11連勝で若隆景を寄り倒し!大相撲夏場所11日目の熱戦
大の里が初日から11連勝を達成し、若隆景を寄り倒しで下す。大相撲夏場所11日目の熱戦をレポート。

大相撲夏場所11日目、両国国技館で熱戦が繰り広げられた。大関大の里は小結若隆景との対戦で、今場所初めての苦戦を経験しながらも、寄り倒しで勝利を収め、初日から11連勝を達成した。
大の里の苦戦と逆転勝利
若隆景は下からの攻めで右を差し、形をつくった。大の里は自身の右差しをあきらめ、上手を取り、もろ差しの形で土俵際に寄り進まれたが、左でまわしを切って寄り返した。最後は相手の投げに乗じて寄り倒し、逆転勝利を手にした。
師匠と八角理事長の評価
審判として土俵下で見ていた師匠の二所ノ関親方は「危なかったね。たまには勝って反省できる、でいいのでは」とコメント。八角理事長は「大の里は慌てないね。若隆景がうまく左を取ったけど、大の里の力任せの攻めに翻弄された。右が差せなくても動いている」とたたえた。
今場所の大の里の強さ
10日目までの平均取組時間が3秒6に対し、この日は7秒6。若隆景戦は2連敗から3連勝とした。確かに苦戦だったが、結果的に強さを誇示するのが、今場所の大の里だ。
「しっかり集中し直して、明日に向けて集中したい」。表情を変えずに国技館を後にした大の里は、次の戦いに向けて気持ちを新たにしている。