若隆景、名古屋場所での関脇復帰と大関昇進への意欲
若隆景が名古屋場所での関脇復帰を果たし、大関昇進への意欲を語る。ケガからの復活と今後の目標について。

若隆景の関脇復帰と名古屋場所への意気込み
大相撲の関脇・若隆景(荒汐)は、2025年7月8日、愛知・名古屋市内に宿舎を構える部屋の稽古で、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)へ向けて調整を行いました。十両・大青山(荒汐)と1番、出稽古に来た幕内・狼雅(二子山)とは連続で11番取り、計12番で9勝3敗という結果を残しました。特に右四つ得意の狼雅相手に、強烈な左おっつけから一気に押し出す相撲を見せました。
ケガからの復活と充実感
若隆景は、2023年春場所で右膝を大けがし、3場所連続全休で幕下まで転落しました。そこから再びはい上がり、小結だった先場所は12勝を挙げ、今場所はケガをした同場所以来の関脇復帰を果たしました。彼は「先場所は一番一番自分の相撲を取ろうと思った。下からの相撲を取ることによって、星が上がったと思う。ケガをしてから関脇に戻ってこられたので、充実した気持ちがある。また気を引き締めて今場所もやっていきたい」と力強く語りました。
大関昇進への意欲
大関昇進の目安は「三役で直近3場所33勝」とされています。今場所は大関昇進への足場固めを目指す場所となりますが、若隆景は「自分の相撲を取り切ることを目指しているので、下からの攻めをどんどん出していければ。大関という地位は自分でははっきりとわからないが、一生懸命に相撲を取ることがつながってくると思う」と話しました。
原動力と感謝の気持ち
さらに自身の原動力を問われると、「たくさんあるが、ケガをして必ず戻るという気持ちでリハビリをしたし、戻ったからにはまたさらに上を目指したい。家族や応援してくれる人もたくさんいると思うので、恩返しできるように」と言葉に力を込めました。
若隆景の今後の活躍に期待が寄せられています。