甲子園の神整備:100年の伝統と技術の継承
甲子園球場のグラウンド整備について、阪神園芸の金沢健児さんが語る100年の伝統と技術の継承。

甲子園のグラウンド整備の秘密
甲子園球場のグラウンド整備は、100年の歴史と技術の継承によって成り立っています。阪神園芸株式会社のスポーツ施設本部・甲子園施設部長の金沢健児さんは、ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に出演し、その詳細を語りました。
水はけの良さの秘密
金沢さんによると、甲子園の水はけの良さは、先輩方の技術の継承によるものです。甲子園は100年の歴史があり、その間に培われた技術が現在のグラウンド整備に活かされています。
グラウンド整備の手順
シーズン前の手入れについて、金沢さんは「土の厚みは30センチほどありますが、雨を利用しながら畑を耕すように仕上げていきます」と説明しました。この作業は年明けから始まり、シーズンに向けて準備が進められます。
選手からの要望
阪神をはじめ、他球団の選手からもグラウンドの状態について聞かれる金沢さん。特に印象に残っているのは、元中日監督の立浪和義さんからの「きょうは三塁を守るので水を多めにまいてください」という注文でした。
長いシーズンへの覚悟
中国・近畿・東海が梅雨入りし、次にチームが本拠地に戻ってくるのは17日からのロッテ、ソフトバンク6連戦です。首位をキープする阪神の先を見通した小縣アナから「長いシーズンになりそうですね」と振られた金沢さんは「覚悟しています」と締めくくりました。