甲子園準決勝の激闘!山梨学院の驚異的打率と沖縄尚学の堅守が焦点
第107回全国高校野球選手権準決勝で、山梨学院の驚異的打率と沖縄尚学の堅守が注目を集める。最強の矛と盾の激突が待つ!

甲子園準決勝の舞台で
第107回全国高校野球選手権は21日、準決勝の2試合が行われる。第1試合では日大三(西東京)と県岐阜商が、第2試合では沖縄尚学と山梨学院が激突。これまで名勝負を繰り広げてきた4校だが、そのうち1校の突出した数字にファンはあらためて驚いている。
日大三 vs 県岐阜商
第1試合で激突する日大三は3試合で平均得点5.7、平均失点3.0に対し、県岐阜商も4試合で平均得点5.3、平均失点3.5と得失点では似た数字となっている。4校の中では唯一、今世紀に入ってから2度の夏優勝がある日大三と、春夏連覇を狙った横浜を倒して勢いに乗る公立の名門・県岐阜商の戦いは好勝負が期待できそうだ。
沖縄尚学 vs 山梨学院
一方で第2試合に登場する沖縄尚学は4試合で平均得点2.8に対し平均失点1.0という堅守を持ち味に勝ち上がってきた。これに対する山梨学院は、平均得点が10.3と驚異の打力が武器。3試合すべて2桁安打を放っており、大会打率.800を残す4番の横山悠捕手(3年)を中心にチーム打率.398も圧倒的だ。また、身長194センチの体格を誇る右腕・菰田陽生投手(2年)の力投で平均2.0失点と投手力も優れている。
SNSでの反響
この山梨学院の破壊力にSNSも「平均得点バグってるw」「山梨学院の平均得点と打率が」「明らかにおかしい」「低反発で4割近い打率残してるのヤバイだろw」「山梨学院の打線が凄い……」「やばすぎやな」「攻めの王者山梨学院と守りの王者沖縄尚学の戦いに見える」「全員野球で守り抜こう」などと沸き立っている。
沖縄尚学の堅守
ただ、沖縄尚学も大会屈指の左腕・末吉良丞投手(2年)がここまで2完投と大活躍。4校で最少の1失策という堅守も持ち味で、準々決勝でも1点差で東洋大姫路(兵庫)を破る集中力の高さを見せてきた。最強の矛と盾の激突で、どちらに軍配が上がるのか目が離せない。