2025年F1カナダGP:ノリスのチームメイト追突で5秒ペナルティ、リタイアの影響なし
2025年F1カナダGPで、ランド・ノリスがチームメイトのオスカー・ピアストリに追突し、5秒のタイムペナルティを受けたが、リタイアのため影響はなし。

2025年F1第10戦カナダGP決勝で、マクラーレンのランド・ノリスがチームメイトのオスカー・ピアストリに追突し、5秒のタイムペナルティを科された。ノリスはリタイア(最下位18位完走扱い)のため、実質的な影響はなかった。
レースの詳細
レース終盤、4番手を走行していたピアストリにノリスが追いつき、激しいバトルが繰り広げられた。ノリスはヘアピンでピアストリをいったん追い抜いた後、最終シケインでポジションを落としたが、チームメイトの背後にぴったりつき、ターン1へのストレートで追い越す術を探り、強引に前に出ようとしてピアストリのマシンに追突してしまった。
スチュワードの判断
スチュワードは、接触の責任は全面的にノリスにあると判断し、次のように説明した。
「4号車は、メインストレート上で81号車を追い抜こうとしていた。彼は81号車の左側に出ようとしたが、そこにはスペースがなかった。4号車のドライバーは、スペースがあると思ったが、それが存在しないと気づいたときには既に遅く、81号車に接触したと述べた」
結果
ノリスのマシンは損傷を受け、その場でリタイアしたが、ピアストリは走行を続けて4位でフィニッシュした。スチュワードは、接触により即時かつ明白なスポーティング上の影響が生じなかったため、ノリスへのペナルティは5秒のレース後タイムペナルティとすることに決定した。
ノリスの反応
ノリス自身、この接触の責任は自分にあると認め、謝罪している。今回、ペナルティポイントは科されず、次戦グリッド降格もないため、この接触のペナルティによる実質的な影響はない。
[オートスポーツweb 2025年06月16日]