大谷翔平の43号ホームランと三重殺劇場:エンゼルス戦のドラマチックな展開
大谷翔平がエンゼルス戦で43号ホームランを放ち、三重殺を演出。試合のドラマチックな展開を解説。

大谷翔平の43号ホームラン
現地時間8月12日(日本時間13日)、ドジャースの大谷翔平は、敵地エンゼルスタジアムでのエンゼルス戦に「1番・DH」として先発出場し、4戦連発となる43号ソロを放つなど、3打数1安打1打点、2四球、2得点と活躍。ナ・リーグ本塁打争いでは、フィリーズのカイル・シュワーバーに1本差をつけ、再び単独トップに浮上した。
三重殺の劇場
この日、6回無死一、二塁の第4打席で遊撃へのライナーが三重殺となるなど、試合中盤まで快音が聞かれなかった大谷だが、9回先頭の第5打席では、エンゼルスの守護神ケンリー・ジャンセンから右翼席への一時勝ち越し弾をマーク。しかしチームは、延長10回の末に逆転サヨナラ負けを喫し、現在ナ・リーグ西地区でパドレスと首位タイに並ばれている。
ザック・ネトのコメント
米スポーツ専門局『ESPN』によれば、大谷の第4打席で三重殺を完成させた遊撃ザック・ネトは、試合後にこのビッグプレーを回顧。「ホームランを打つのもいいけど、最高の打者の一人(大谷)が打席に立ち、無死一、二塁という状況でああいうプレーを完成させるのは、本当に特別なことだと思う」と充実感をにじませたという。
大谷の怒り
また、リーグ単独トップへ浮上する大谷の43号ソロに関しては、「間違いなく彼を怒らせてしまった」と冗談交じりにコメント。この日本人スターが13日(同14日)のカード最終戦で先発予定となっていることに対しては、「明日、彼と対戦しなければならない。もう少しの間、この喜びを噛み締めたら、また明日に備えるつもりだ」 と意気込みを語っていた。
今後の展望
なお、大谷がエンゼルスを相手に先発するのは、ドジャース移籍後初めて。チームの連敗を止めたいところだが、果たしてどんな投球が見られるか。古巣との今季最終戦も目が離せない。