北海学園大の工藤泰己、プロ・アマ交流戦で159キロ右腕が奮闘も制球に課題
北海学園大の工藤泰己がプロ・アマ交流戦で159キロの速球を披露。制球に課題を残すも、今後の活躍に期待がかかる。

2025年8月15日、エスコンフィールド北海道で行われたプロ・アマ交流戦で、北海学園大の工藤泰己が159キロの速球を披露しました。今秋のドラフト候補として注目を集める工藤は、7回に6番手として登板。1回を1安打3四死球で1点を失うなど、制球面での課題が浮き彫りとなりました。
工藤は、1点リードの7回にマウンドに上がると、2四死球と左前打で無死満塁のピンチを迎え、押し出し死球で1点を献上。その後は併殺、阪口を152キロの直球で空振り三振に仕留めて勝ち越しは許さなかったものの、制球面の課題を露呈しました。
今春の全日本大学野球選手権では、チームが46年ぶりの8強入りを果たしたものの、工藤は2試合計8回0/3で7四死球と安定感を欠きました。大学日本代表の選考合宿後は、下半身の使い方を修正し、制球の安定を図ってきましたが、初めて立つエスコンのマウンドでは苦しい投球が続きました。
今後、工藤はプロ志望届を提出予定で、8月25日からは大学野球ラストシーズンとなる秋季リーグ戦が開幕します。2季連続V、そして10月のドラフト会議に向けて最後のアピール機会を前に、「全国ベスト8という記録を塗り替える。チームが勝てるように流れを呼び込む投球をしたい」と意気込んでいます。