専大松戸野球部、3 年生の卒業目前で喜びと寂しさを実感
専大松戸野球部の 3 年生たちが卒業を目前に控え、喜びと寂しさを実感している。

専大松戸野球部、3 年生の卒業目前で喜びと寂しさを実感
1 月が過ぎ、2 月に突入し、3 年生の卒業も目前です。専大松戸野球部の 3 年生たちは、最後の夏を終えた後も学校の専用球場に足を運び、トレーニングを続けていました。授業のある日は学校からのバスに乗り、休日も電車でグラウンドへ。大学野球組だけでなく、推薦入試で別の道を選んだ 3 年生も、野球が好きでたまらないのでしょう。学校から決して近いとは言えない球場に、ほぼ毎日顔を出してくれました。しかも、レギュラーだった選手たちだけではなく、ベンチ入りを逃した選手たちまで。
専大松戸は上下関係が厳しくないため、後輩に大きな顔をする選手はいません。施設を我が物顔で使うのではなく、全体練習に普通に参加し、その後は自主トレへ。紅白戦では率先して審判を務めたり、後輩の練習を手伝ったりと、積極的にサポートしてくれています。
受験期が大詰めを迎えており、部長やコーチたちは学業支援で忙しくしているため、3 年生の存在に助けられています。本当にありがたい。そして、これほどうれしいことはありません。学校ごとに「チームの色」がありますが、これこそが専大松戸の良さなのだと、ひしひしと実感しています。
そんな 3 年生たちも、梅沢や中山のようにいよいよ巣立つ時を迎えました。今になって急に、彼らの“引退”を実感し、寂しさが込み上げてきます。
昨年は聖地の土を踏むことはかないませんでしたが、卒業生たちには野球だけに限らず、この悔しさを糧にして、次なる人生を力強く歩んでいってほしい。壁に突き当たった時は、いや、特に用事がなくても、たまにはグラウンドに顔を出してほしい。いつでも待っています。