スタジアム観戦の新たな潮流

Jリーグ各クラブが多様な観戦スタイルに対応するため、座席の種類を増やしています。しかし、ヴァンラーレ八戸はあえてシンプルな座席構成を選択しました。

ヴァンラーレ八戸の座席戦略

2025シーズン、ヴァンラーレ八戸の本拠地「プライフーズスタジアム」では、以下の4種類の座席のみが設定されています：

• メインスタンド
• 芝生席
• 車椅子席
• 障がい者 メインA・芝

昨シーズンまでメインスタンドを「S席」「A席」に分けていましたが、今シーズンから統一され、よりシンプルな構成となりました。これは、観客を集約し、スタンドに一体感を持たせるための意図的な整理と見られます。

スタジアムの魅力

プライフーズスタジアムはサッカー専用スタジアムならではの臨場感が特徴です。メインスタンド以外は芝生席ですが、ピッチとの距離が非常に近く、どのエリアでも試合の迫力を感じられます。

価格設定の魅力

他クラブであればピッチレベルで観戦できることを売りにした「プレミアムシート」のような形で販売されてもおかしくないゴール裏の席が、前売りスマホチケットでわずか900円と、手頃な価格で提供されています。

今後の展望

スタジアムの収容規模はコンパクトですが、“試合を観る”ことに集中できる環境は整っています。直近3シーズンは中位で安定していますが、今後チームの好調が続けば、観客数の増加とともにスタンドの熱気も自然と高まっていくでしょう。