世界陸上日本選手権2025:東京で開幕、サニブラウンの内定条件と注目選手たち

2025年世界陸上日本選手権が東京で開幕。サニブラウンの内定条件や注目選手の活躍に焦点を当てます。

世界陸上日本選手権2025が東京で開幕

2025年7月4日から6日まで、東京・国立競技場で「世界陸上日本選手権」が開催されます。この大会は、2025年9月に東京で行われる世界選手権の日本代表選考会を兼ねており、多くの選手にとって重要な戦いの場となります。

すでに内定している選手たち

現段階で世界選手権出場が内定している選手は以下の3人です。

  • 女子やり投げ: 北口榛花(JAL)
  • 男子110メートル障害: 村竹ラシッド(JAL)
  • 男子3000メートル障害: 三浦龍司(SUBARU)

北口榛花は前回大会の優勝者として早々と出場が内定しましたが、右ひじの故障のため日本選手権への出場を取りやめました。村竹ラシッドと三浦龍司も参加標準記録を満たして内定を得ており、調整を優先させて日本選手権にはエントリーしていません。

サニブラウンの内定条件

注目の男子100メートルの参加標準記録は「10秒00」です。唯一突破しているのがサニブラウン・ハキーム(東レ)です。昨年のパリ五輪準決勝で9秒96をマークしましたが、決勝進出を逃したため「五輪で8位以内」の内定条件を満たしていません。しかし、日本選手権で3位以内なら代表に即時内定し、8位以内でも代表入りに前進します。

選考規定の複雑さ

世界選手権の日本代表出場は各種目で最大3人です。日本陸上競技連盟が定めた内定条件は以下の通りです。

  1. 昨年のパリ五輪8位以内で、世界選手権の参加標準記録を日本選手権終了時までに満たした選手
  2. 日本選手権で3位以内に入り、同選手権終了時までに参加標準記録を満たした選手

参加標準記録を突破できなかった選手は、この大会で8位以内に入り、「参加標準記録有効期間」内に記録を突破するか、世界ランキング上位にいるなどの条件で代表選考対象となります。

注目の選手たち

  • サニブラウン・ハキーム: 男子100メートルで日本歴代2位の記録を持つ。
  • 北口榛花: 女子やり投げで安定した成績を収めている。
  • 村竹ラシッド: 男子110メートル障害で世界レベルでの活躍が期待される。
  • 三浦龍司: 男子3000メートル障害でパリ五輪8位入賞の実績を持つ。

今回の日本選手権は、世界選手権への切符を手にするための重要な大会となります。多くの選手たちが自己ベストを目指して挑むことでしょう。

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