川崎フロンターレと川崎市消防局が連携!防火・防災意識を高める新たな取り組み
川崎フロンターレが川崎市消防局と連携し、防火・防災意識を高めるための新たな取り組みを実施。選手たちが消防車に乗車体験を行い、市民への啓発活動に力を入れています。

2025年5月22日、川崎フロンターレは川崎市消防局と連携し、防火・防災意識を高めるための新たな取り組みを実施しました。
リボンマグネット贈呈式
川崎フロンターレのMF脇坂泰斗主将(29)とMF大関友翔(20)が、川崎市消防局の望月広太郎局長にクラブのエンブレムを模したリボン型マグネットを贈呈しました。このマグネットは、川崎市の消防車両92台に貼付される予定です。
消防車搭乗体験
贈呈式の後、両選手は消防服を着用してはしご車の搭乗体験を行いました。8階建て相当の高さ25メートルまで上がり、脇坂は「風が来ると揺れて凄く怖かった。命懸けで活動されている方々は本当に尊敬できます」と語りました。麻生区出身の大関は、小学生時代の社会見学で麻生消防署を訪れたことがあるといい、「その時に消防士の皆さんを凄く格好良いと思った」と述懐しました。
今後の連携
川崎フロンターレと川崎市消防局は、今後も消防や防災意識の啓発運動などで連携を取っていく予定です。望月局長は「スポーツに親しみを持つ機会を与えてくれている選手たちが広報に携わっていただければ、子どもたちも防火や防災に興味を持っていただけるのでは。本当にありがたい」と両選手に感謝しました。
火災・救急件数の現状
昨年1月から12月の統計で、川崎市内では過去10年で最も多い398件の火災が発生しました。最近の傾向では、モバイルバッテリーなど電気機器系の火災が増加しているとのことです。望月局長は、夜間のゴミ出しやタバコの吸い殻の扱いなどにも注意を呼びかけ、「マナー良く、気をつけていただければ」と語りました。また、救急件数も昨年が過去最多の8万9114件を記録し、これから夏に向けて熱中症による出動増加が予想される中で、「こまめな水分補給などで体調が悪くならないようにしていただきたい」と訴えました。
川崎フロンターレと川崎市消防局の連携により、市民の防火・防災意識がさらに高まることが期待されています。